日本の夏は高温多湿、また冬は暖房で結露が多いことから、室内にカビが繁殖しやすい国となっています。
日本の家って密閉性が高いのでとても過ごしやすいのですが、その代わりカビがうじゃうじゃ…。
ゴシマ
カビを放置するとどんな影響が出るのか、またネットで買ったカビ取り剤を紹介していきます。
目次
カビってなんだろ?
家の中には何百種類というカビがあると言われています。
さて、このカビですが目に見えるものから、目に見えないものまで存在しています。
また人の体にも常時カビが生息しているんですよ。
そんな「カビって何?」というと、実は細菌ではなく「微生物」なんです。
人間よりも遙かに繁殖能力が高く、少しの栄養・酸素・湿度・温度があれば発生できるし、繁殖もしちゃう。
私たちが人生に数人子供を産んでいる間に、カビは何千何万と無限に増えていくことができるのです!(寿命も短いですけどね、繁殖して増幅してきます)
カビの種類とは?
家にいるカビは何百種類と先述しましたが、外にいるものも含めると何万種類というカビがこの世には存在ます。
そのひとつひとつは存在できる場所や引き起こす症状などが全く違います。
良いカビもいれば、悪いカビもいます。
良いカビと言えば、チーズや納豆や味噌など、発酵物を作ってくれるカビ!これがなければ美味しい食べ物は食べられません。
また人間の体に潜むカビも、全くいなくなるのは良くありません。というのも、善玉菌のカビがいなくなると悪玉菌のカビが繁殖して体調を崩したり、病気になる可能性が高くなるからです。
カビと一言で言ってもたくさんの種類があって、私たちを助けてくれるものもあるんですね。
しかし、もちろん悪影響を及ぼすカビも多いので要注意です。
カビによって発症すると考えられる病気
まずカビは、皮膚によくないです。それから、体内に吸い込むと気管支などにも影響してしまいます。
カビによって発症すると考えられる病気は以下となっています。
・アレルギー(喘息・気管支炎・鼻炎・結膜炎)
・水虫
・カンジタ
・脂漏性皮膚炎
アレルギー(喘息・気管支炎・鼻炎・結膜炎)
カビ菌によっては胞子がアレルギー反応を引き起こしてしまうものがあります。
最近の子はカビによるアレルギーも多いと聞きます。というのも、喘息の子に多くみられるためです。
現代では昔と比べて環境問題から喘息になる子供が増えているので、そういう子はアレルギー症状が出やすいのです。
アレルギーとして出て来る症状としては、喘息・気管支炎・鼻炎・結膜炎があげられます。
咳が止まらない、鼻水が止まらない、目がかゆい・・・
あきらかに花粉のアレルギーとは時期もずれているのに、年中そんな症状が続く人はカビによるアレルギーも考えなければいけません。
水虫
水虫もカビによって引き起こされる疾患のひとつです。
じめじめしたり、汗のよくかく時期に多くみられます。6~8月くらいがピークですかね。
プールのマットなどには100%水虫の原因菌が潜んでいるらしいですよ…。なんと恐ろしい…。
足がかゆい~!という人はきちんと皮膚科を受診しましょう。
ちなみに水虫は薬があるので治すことも可能です。
カンジタ
女性なら聞いたことがあるかもしれませんね。デリケートゾーンがかゆくなる膣カンジタというものがありますが、実はカンジタって膣以外にも感染します。
口腔カンジタや、体の皮膚にカンジタ菌が発生すると、痒くて痒くて仕方がないということもあります。
カンジタになってしまう原因として、ナプキンなどで蒸れるということもありますが、清潔にし過ぎたことでカンジタ菌が増えてしまうということもあります。
なぜならカンジタの菌はとても弱く、他の菌がいると負けてしまうんですね。
キレイにしようと洗いすぎると、他の菌がいなくなり、カンジタ菌がここぞとばかりに繁殖してしまうことがあるので要注意です。
脂漏性皮膚炎
プツプツが出来たから、ニキビかなぁ~と思っていろいろと顔に塗りまくると逆に悪化してしまい「なんで~!?」となってしまった経験はありませんか。
その場合脂漏性皮膚炎が考えられます。
脂漏性皮膚炎はカビが原因と言われています。
脂漏性皮膚炎は抗生物質やステロイドの塗り薬を使って治すことはできますが、脂漏性皮膚炎と知らないで顔に美容クリームなどを塗っていると逆に栄養を与えてしまう結果となってしまい悪化することがあります。
かゆみを伴うプツプツが出来た時には脂漏性皮膚炎の可能性もありますのですぐに病院を受診しましょう!
カビの取り方、予防方法
では、どうやったらカビをとったり、予防することができるのでしょうか?
まずカビの取り方ですが、基本的に「アルコール」を吹きかければキレイになります。
しかし、長年放置していたカビには全く効果はありません。
カビをキレイにするには専用のカビ取り剤が売っているのでそれを使ったほうがはるかにキレイになります。
また、カビの予防方法については以下の方法があります。
- 家具は壁にピッタリとくっつけず、5センチ以上離す
- 布団はこまめに干したり乾燥機をし、終わったら掃除機で吸い取る
- こまめに消毒用アルコールで拭き掃除をする
- カーテンも洗濯をする
- お風呂では次亜塩素酸入りの漂白剤を使用する
- 湿度は上げ過ぎず、50%くらいに保つ
- 換気はこまめにする
カビが好きなのは「湿気」「暖かいところ」です。
そのため、乾燥させてしまえば予防になります。
布団は乾燥機や布団を干すことで乾燥が出来ますし、冬場も湿度を高くしすぎるのではなく、ウイルスが繁殖しづらいとされている50%を保つなど工夫はできます。
また床や壁をアルコールで拭いたりすることもカビを繁殖させる予防となります。
カビの対策はいくらでもあります。
喘息やアレルギーで悩んでいるお子さんがいたら、少しだけ努力してカビを減らしてあげましょう。
ネットで売ってるカビ取り剤「カビホワイト」を試してみた
ドラッグストアで売っているカビ用のスプレーも試したことはあったのですが、少し威力が弱いような気がしていました。
お部屋のカビにはどうしたものかと頭を抱えていたので、思い切ってインターネットで好評の「カビホワイト」を買ってみました。
ネットでカビ取りスプレーなんて、半信半疑だったのですが、これが大正解。リピートし続けています。
これがかなりすごいんですよね・・・あまりのすごさに初めて使った時は驚いたほど。
こちら、我が家の物置にしていた使っていない一室ですが、人の出入りが少ないからと言って放置していてカビが繁殖していました。
非常に反省したものの、このカビはどうしたものを頭を抱えました。結露しやすいのに放置したのがいけなかった。
購入した「カビホワイト」をシュッシュッとスプレーします。
そして放置。
スプレーを吹きかけた瞬間はやはりちょっとニオイがあります。消毒液のようなニオイです。部屋にニオイがこもってしまうと困るので窓は全開にしました。
そして仕事の打ち合わせをして30分放置・・・戻ってきたところ・・・
じゃ~~~~~~ん
放置している間にかなりキレイになっていました!!!
このカビ取り剤のいいところは、ニオイが消えるところ。
吹きかけた瞬間のような強い消毒のニオイは窓を開けていたら自然と消えます。ずっと消毒のニオイがするとちょっと子どもにもよくなさそうですからね。
しつこいカビの場合は1度ではキレイにならないので、2度、3度スプレーをします。
私も真っ白にしたかったので、2度目を吹きかけ放置したところ…
完璧に!真っ白でキレイな窓枠になりました!!
やっぱり見栄えも違いますし、カビがあると衛生上でもよくないので常に清潔を心がけなければいけませんね…。
結露は毎日ちゃんと拭く!次の冬がきたら毎日結露拭きに勤しみたいと思います。
- 色落ちしないようにカーテンなどは縛っておく
- 使用するときは必ず換気をする
- スプレー後そのまま乾いても人畜無害のようですが、念のため水拭きする
- カビホワイトの「加保予防スプレー」を使用するとカビの予防になる
- 賃貸の場合は壁紙の色落ちなどに気を付け、心配な場合は使用しないこと
まとめ
友人が引っ越しをするというので、カビホワイトを持ってお手伝いに行きました。
それはもう大喜びされて、どこで買ったか聞かれるほど。
友人の家はとにかく物が多いので物をどけるとあちこちにカビが…我が家のカビが可愛く見えるほどでしたが、なんとかカビホワイトでキレイになったので、すっきりした面持ちで去っていきました。
賃貸の壁などスプレーするのが心配な人もいると思うので、あまりにカビがひどい場合は自分で対処しようとせず管理会社に相談するといいかもしれませんね。
市販のカビ取りスプレーよりも、確実にカビがとれるので、カビホワイトおすすめです。
子どもがアレルギーなどにならないように、ぜひカビとは無縁の生活をしてくださいね。